史跡小牧山には堀や土塁の跡、井戸を復元したものなど、当時の歴史を感じることができるスポットが多く点在しています。
また、春は桜、秋は紅葉など四季折々の姿を見ることができ、自然豊かな山となっています。
歴史と自然を感じられる小牧山をぜひ散策してみてはいかがでしょうか?
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1土塁
土を盛り上げて築いた土手・堤。 小牧・長久手の戦いの際、徳川家康の改修で堀とともに山麓にめぐらされました。 小牧市役所移転にともない復元されました。
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2大手口
小牧山城の正門にあたる出入口。 山頂に通じる道(図中の赤色の道)を大手道と呼びます。 信長の築城時に整備されました。
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3徳川源明公墓碑
尾張藩中興の祖と言われる名君、尾張徳川家9代藩主徳川宗睦源明公(1733~1800)の墓碑。名古屋市の建中寺から移されました。
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5小牧市創垂館(こまきしそうすいかん)
1888(明治21)年、迎賓館として山頂西の曲輪に建設。1949(昭和24)年、現在の位置に移転。令和3年度に建設当時の姿に戻す保存修理工事を終えました。
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6小牧山稲荷神社
小牧山には江戸時代から伝わるキツネの吉五郎稲荷があり、併設された吉五郎稲荷社にまつられています。
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7観音洞(かんのんぼら)
昔、狩人が小牧山で鹿を追って仕留めたところ、千手観音が現れたという伝承のある曲輪。
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8採石場
石垣用の石を採集したとみられる場所。 小牧山城の石垣の多くは現地で採れた石を使用しています。
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9虎口(こぐち)
城の中と外をつなぐ出入口。 小牧・長久手の戦いの際には山麓に5か所、中腹に3か所の虎口が設けられました。
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10曲輪(くるわ)
土塁や堀などで囲まれた平坦な面のことで、小牧山城内には多くの曲輪があります。
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11土塁断面展示施設
小牧・長久手の戦いの際、徳川家康による改修で築かれた土塁の断面を観察することができます。